この記事でわかること
- ① 控除地獄
- ② 給料の遅延・分割払い
- ③ 強制的な買取・物販
- ④ 立て替え・借金化
結論:悪質店の代名詞といえば「罰金制度」。
悪質店の代名詞といえば「罰金制度」。遅刻で5000円、欠勤で1万円、ノルマ未達で2万円…こうした罰金の被害は広く知られています。しかし、悪質店には罰金以外にも見えにくいリスクがたくさんあります。
この記事では、求人広告や面接では見えない、入店してから気づく「隠れたリスク」をハテナちゃんと考える人と一緒に整理します。罰金がない店でも油断しないための知識として押さえてください。

「罰金なし」って書いてあったから安心かと思ったら、別の形でお金取られました…。

罰金がないだけで、お金を引かれる仕組みは他にたくさんあるからね。順番に見ていこう。
① 控除地獄
罰金ではなく「控除」という名の天引き。項目が多すぎて実質手取りが大きく下がる。
- ヘアメイク代:1日2000〜5000円
- 衣装レンタル代:1日1000〜3000円
- 送迎費:1日1000〜2000円
- 広告費(プロフ掲載料):月1〜3万円
- 写真撮影費:月5000〜1万円
- ロッカー代:月2000〜5000円
- 消耗品費(ボディクリーム・化粧品):1日500〜1000円
合計すると、1日の出勤で5000〜1万円が先に引かれる計算。時給1万円の店でも、10時間働いて手取り4万…という状態になる。
② 給料の遅延・分割払い
「日払い」「週払い」と謳いつつ、実際は遅延・分割払いが常態化している店。
- 日払いのはずが「今日は現金がない、明日ね」
- 週払いが「月1回まとめてに変更」と勝手に変更
- 退店後の最終給料がいつまでも振り込まれない
- 「控除額の計算中」と言い訳で1〜2ヶ月遅延
給料の遅延は労働基準法違反。退店後の未払いは労働基準監督署に通報できます。ただし、証拠が必要なので、出勤日数・時間・指名本数を自分でも記録しておくこと。

自分だけで決めるのが難しいと感じたら、LINEで話しかけてみてくださいね。第三者の視点で整理するだけで、見えてくるものもあります
③ 強制的な買取・物販
- 「うちのオリジナルドレス、必須購入」
- 「サプリメント(店舗オリジナル)を月3万円分」
- 「店の宣伝グッズを先輩から買う文化」
- 「VIP客への誕生日プレゼント代」
法的には「キャストの自由意志」であるべきだが、先輩からの圧力・お店からの強要で実質必須化しているケースが多い。
④ 立て替え・借金化
「入店祝い金10万円!」「初期費用立て替えます!」—これ、ほとんどが「後で返せ」という借金。
- ドレス・アクセサリー・化粧品の先行購入→給料から天引き
- スカウトマンへの謝礼金→キャストが負担
- 違約金(短期退店)→前借金化
- 罰金累計→借金化
退店したい時に「借金完済してから」と言われ、辞められなくなる。これは人身売買的な悪質パターンで、労働監督署・警察に通報すべき案件。
⑤ プライバシー侵害
- 本名・住所・家族情報の記録と漏洩
- 源氏名と本名の紐付けを他店に共有
- SNSでキャストの私生活を投稿される
- 退店後も個人情報を削除しない
個人情報保護法違反。入店時に「個人情報取扱い同意書」を必ず確認。退店時に「情報削除の誓約」を書面で受け取る。
⑥ 同僚からの搾取
- 先輩キャストへのご祝儀・お中元・お歳暮
- 同伴同行を強制される(自分は0円、先輩のアシスト役)
- 「新人の洗礼」としての金銭要求
- 店内のグループLINEでの集金
これらは法的には「強要」に該当する可能性あり。断る勇気を持つこと。断れない雰囲気の店は「ヤクザっぽい」店として認識して、退店も視野に。

先輩に「新人だからみんなにジュース差し入れしなさい」って言われた…。

それは習慣的におかしい。個人の好意ならあり、強制ならハラスメント。店長に相談するか、なしで済ませる勇気を。
⑦ 身体的リスクの放置
- 防犯カメラなし
- スタッフ(ボーイ・黒服)が機能していない
- 警察・消防への通報システム不備
- 暴言・暴力客への対応放置
- 危険客の情報共有なし
特に個室型・店舗型の業態では、身体的安全性の確保はお店の義務。不備があるお店は労働安全衛生法違反の可能性。
⑧ メンタルヘルスの無視
- 「メンタル弱い子は要らない」の圧力
- 泣いているキャストへの放置
- セクハラ・パワハラの通報窓口なし
- 休業申請を拒否
- 退店希望を精神論で止められる
⑨ 違法行為の強要
- 薬物使用の強要・黙認
- 本番行為の強要(風俗でも本来は違法)
- 客への詐欺行為(シャンパン代水増し)
- 違法営業時間(深夜0時以降の接客営業)
これらに巻き込まれると、キャスト本人も共犯として逮捕される可能性があります。「お店の指示だから」は通用しません。
悪質店に入店してしまった時の対処
1. 証拠を集める
- 給料明細(全月分)
- 契約書のコピー
- 控除項目のメモ・写真
- 会話の録音(自己防衛のため)
- 同僚キャストの証言(可能なら)
2. 相談窓口
- 労働基準監督署:給料未払い・違法控除
- 警察(110番):暴力・強要
- 弁護士(法テラス):契約トラブル・違約金
- 女性相談センター:精神的被害・支援
- 全国労働組合総連合:労働問題全般
3. 退店の勇気
「借金があるから辞められない」「次の店が決まるまで」と粘らず、身の安全・精神的健康を最優先に退店。債務問題は別途弁護士と相談。違約金の要求には応じなくてよい(不当な契約は無効になる)。
入店前に見抜くポイント
- 「控除項目」を面接で1つずつ確認
- 給料の支払いタイミングと方法
- 契約書の事前開示を求める
- 体入中に控室・スタッフ対応・先輩キャストの雰囲気を観察
- ネットでお店名+「詐欺」「未払い」で検索
- 元キャストの情報発信を探す(SNS・ブログ)
まとめ
- 罰金以外の悪質店リスク:控除・遅延・強制買取・借金化・プライバシー侵害・同僚搾取・身体リスク・メンタル無視・違法行為
- 「罰金なし」は安心の保証ではない
- 入店前に契約書と控除項目の確認
- 証拠を集めて労基署・警察・弁護士に相談
- 身の安全・健康が最優先
悪質店のリスクは多層的。でも、知識があれば見抜けます。このサイトの他の記事(面接・お店選び・未経験ガイド)も合わせて、万全の準備でスタートを切ってください。
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悪質店の見抜き方を5つの軸(給料・契約・面接・スタッフ・店舗合法性)と典型7パターンで整理した総論記事です。
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罰金以外にもある悪質店の9大リスク — について、悪質店の見抜き方 の文脈で整理しました。判断に迷ったら、関連記事も合わせてご覧ください。

